賃貸の壁紙に貼った両面テープ・粘着フックの剥がし方|跡を残しにくいコツと退去費用
賃貸の壁紙に、両面テープや粘着フックを貼っている人は多いと思います。
写真やポスターを飾ったり、軽い小物を掛けたりすると便利ですよね。
ただし、退去前に剥がそうとして勢いよく引っ張ると、壁紙が破れたり、表面がめくれたりすることがあります。
今回は、賃貸の壁紙に貼った両面テープ・粘着フックを剥がすときの注意点と、退去費用につながるケースをクロス屋目線でまとめます。
まずは無理に引っ張って剥がさない
両面テープや粘着フックを剥がすときに、一気に引っ張るのは避けましょう。
特に、長い間貼ったままになっていたものや、強力タイプの両面テープは要注意です。
壁紙の表面だけでなく、下の紙まで一緒にめくれてしまうことがあります。
両面テープ・粘着フックを剥がす手順

1. 端から少しずつ浮かせる
まずは、テープやフックの端を少しだけ浮かせます。
このとき、爪や金属製のヘラを強く入れると壁紙に傷が付くことがあるため注意してください。
少しでも壁紙が浮いてきそうなら、無理に進めず一度止めましょう。
2. ドライヤーで軽く温める
粘着が強くて剥がれないときは、ドライヤーの温風を少し離した位置から当ててみてください。
温めることで粘着がゆるみ、剥がしやすくなることがあります。
ただし、同じ場所に長時間当て続けるのは避けましょう。壁紙が熱で変形したり、表面が浮いたりするおそれがあります。
3. 壁紙に対して平行に、ゆっくり剥がす
端が浮いてきたら、壁から真っすぐ引っ張るのではなく、壁紙に沿わせるようにゆっくり剥がします。
引っ張る角度がきついほど、壁紙が一緒にめくれやすくなります。
途中で抵抗が強くなったら、また少し温めてから進めましょう。
ベタベタした粘着跡が残ったとき
テープ本体は剥がれても、壁紙にベタベタした粘着跡だけ残ることがあります。
この場合も、いきなり強くこすらないのが大切です。
まずは乾いたやわらかい布で軽く拭き、取れなければ目立たない場所で試してから、薄めた中性洗剤を含ませて固く絞った布で少しずつ拭いてみましょう。
紙っぽい壁紙や、表面に凹凸がある壁紙は水分でも傷むことがあるので、特に慎重に扱ってください。
これは避けた方がいいこと
壁紙を傷めやすいため、以下の方法はおすすめしません。
- 金属製のヘラやカッターで削る
- 除光液や強いシール剥がしを直接かける
- メラミンスポンジで強くこする
- 取れないからといって勢いよく引っ張る
- 剥がれた部分を市販の補修シールで雑に隠す
一見きれいに見えても、壁紙の色や柄が合っていなかったり、補修跡が余計に目立ったりすることがあります。
壁紙が破れたら退去費用はどうなる?
粘着フックや両面テープを剥がしたことで壁紙が破れた場合、借主負担になる可能性があります。
ただし、傷があるからといって、必ず部屋全体の壁紙代を払うとは限りません。
傷の大きさや場所、部分補修で対応できるか、入居年数などによって考え方は変わります。
壁紙を破ってしまったときの対応は、こちらの記事でも詳しく解説しています。
賃貸の壁紙に穴を開けたらどうなる?自分で直す方法と退去費用の目安
無理に直す前に、写真を残して相談するのもあり
剥がす途中で壁紙がめくれた、粘着跡が取れない、補修するほど悪化しそう。
そんなときは、無理に自分で直そうとしない方がいい場合もあります。
まずは現状がわかるように写真を残し、管理会社に相談するか、退去時に状況を確認してもらいましょう。
まとめ
賃貸の壁紙に貼った両面テープや粘着フックは、剥がし方を間違えると壁紙の破れにつながります。
- いきなり強く引っ張らない
- 端から少しずつ剥がす
- 必要ならドライヤーで軽く温める
- 強い洗剤や刃物は使わない
- 悪化しそうなら写真を残して相談する
退去前に慌てないためにも、余裕を持って確認してみてください。
クロスの請求を受けたときは、壁紙の経過年数も確認しておきましょう。
退去時のクロス請求は払うべき?6年ルールと確認すべき5つのこと
