パテ処理はなぜ3回?クロス屋が壁紙前に下地を整える理由
クロス屋は、壁紙を貼る仕事だと思われがちです。
もちろん間違いではありません。
でも実際の仕上がりは、壁紙を貼る前の下地処理で大きく変わります。
今日はコンセント周りの補修で、パテを1回、2回、3回と入れました。
- クロス屋がパテを3回入れる理由
- 壁紙を貼る前に行う下地処理の重要性
- 完成後には見えない、クロス屋の仕事のリアル
パテを3回入れた現場
今回の現場は、コンセント周りの補修です。
穴をあけた部分やパッチを貼った部分には、どうしても段差が残ります。
そのまま壁紙を貼ると、完成後に光が当たったときや近くで見たときに、わずかな凹凸が見えることがあります。
だから俺は、このような補修では基本的にパテを3回入れています。

パテを1回で終わらせない理由
「壁紙を貼れば隠れるから大丈夫」と思われるかもしれません。
でも、壁紙を貼った後に下地の段差が出ると、手直しは簡単ではありません。
完成してから後悔しないために、貼る前の段階でしっかり整えておく必要があります。
パテは乾くと少し痩せたり、最初は分からなかった細かい段差が見えたりすることがあります。
一度塗ったから終わりではなく、乾いた状態を見ながら、必要なところをもう一度整える。
そういう地味な工程の積み重ねが、最終的な見た目の差になります。
写真で見るパテ3回の工程
1回目:まずは下地を作る
最初のパテでは、穴や段差がある場所を埋めていきます。
この段階ではまだ完成ではなく、下地を作るための最初の工程です。

2回目:乾いた状態を見て整える
1回目が乾いたら、状態を確認してもう一度パテを入れます。
最初の段階では見えなかった部分も、乾いてから見ると分かることがあります。
ここで雑に終わらせず、もう一度しっかり確認します。

3回目:壁紙を貼る前の最終調整
最後にもう一度、仕上がりを見ながらパテを入れます。
どの現場でも必ず同じ回数になるわけではありません。
下地の状態や補修する場所によって、必要な処理は変わります。
ただ俺は、「どうせ見えなくなる部分」と考えて手を抜かないことを大事にしてます!

見えない下地が仕上がりを左右する
完成した壁を見ただけでは、パテを何回入れたかは分かりません。
でも、クロス屋の仕事は壁紙を貼る瞬間だけではありません。
壁紙を貼ったあとにきれいに見えるように、貼る前の下地を整えることも大事な仕事です。
目立たない作業を丁寧に続けられるか。
そういう部分にも、その人の仕事が出ると思っています。
クロス屋に興味がある人へ
クロス屋の仕事には、壁紙を貼る以外にも、こういう地味で細かい工程がたくさんあります。
「自分にクロス屋は向いているのか」
「未経験で始めるなら、どんな会社や親方を選べばいいのか」
そんな人に向けて、クロス屋歴13年の経験をもとに、仕事の良いところ・きついところ・未経験で始める前に知っておいてほしいことをnoteにまとめています。
